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【創作官能小説】ある足フェチの最期

作品内容キーワード
男性視点/足フェチ/性倒錯/包茎/怪談


ある足フェチの最期

(本編)


新居に移り住んでから最初の夜のこと。

その男は、心を弾ませながらベッドへと潜り込んだ。特段、ベッドのなかに女性がいるわけではない。ごく普通の独身者の、ごく普通の就寝風景である。

「・・・・か、体が動かせない。金縛りだ!」

自分の肉眼で周りを見渡せるが、体を動かすことがまったくできない。これは、まごうことなき金縛りである。

「ついに、ついに、このときが来た!」

その男は、なぜか金縛りを歓迎した。

「ヒタッ・・・ヒタッ・・・」

途端にベッド横から不可思議な音が聞こえてくる。

「噂どおりだったらいいなぁ。このために、ここに引っ越して来たのだから」

ズシン!・・・・胸部に若干の重量感を受ける。男はドキドキさせながら目線を胸元へと向けた。

「ああ、なんと美しいんだ!」

そこには、細い円柱がふたつ並んでいた。円柱より下のほうに視線を送ると、可憐な半円状の起伏が見えてくる。さらに傾斜を辿ってゆくと、先端には五つの宝石が規則正しくついている。

それは、エジプト型の清潔な足だった。足首から上は・・・・何もなかった。

「女性の二本の足首が歩きまわるという幽霊マンションの噂。やはり、この部屋のことだったのか!」

男は狂喜乱舞した。依然として体は凝固したままだが、自分の前に出てきてくれた足首の幽霊には、ただ一心に感謝の意を送った。

「しかし、いきなり胸の上に乗ってくるのは予想外だったなぁ。こんな登場の仕方だとわかっていたなら、掛け布団なんて使わなかったのに」

その翌日、男は仕事先から帰宅すると、いそいそと荷物を広げはじめた。荷物の中身は女性用の靴だった。ネックストラップ付きの、上品なデザインのパンプスである。男は靴を清拭すると、綺麗に揃えて枕の左側に置く。逸る気持ちが抑えられない。いつもの就寝時間よりだいぶ早いが、男はデートの時間を前倒しにする気分でベッドに寝転んだ。

「・・・はっ、体が動かせない。金縛りだ。彼女は・・・彼女はいるのだろうか?」

一心不乱に眼球を動かして、視界の隅々まで観察する。突然、枕元がひんやりしたかと思うと、そこに彼女が姿をあらわした。彼女は枕元のパンプスを履いていた。

「目測で選んだから不安だったんだけど、ピッタリだね。よく似合っているよ。本当に素敵だ」

彼女は人間界の物質でできている靴を履くことができない。傍目では履いているように見えるが、実をいうと彼女と靴は重なり合っているだけなのである。男はそのことを重々理解したうえで、切実な気持ちだけを彼女に伝えたのだ。

あくる晩から、男と彼女は一緒に眠るようになった。枕の左側にスペースを空けて眠ると、その場所に決まって彼女があらわれ、日が昇るまで寄り添うのだった。

そんな生活が続いていたあるとき、その男は、男であるがゆえの生理現象に悩みはじめた。下腹部の内部に溜まっている体液を今すぐに出すべきだと、自分の脳みそが訴えてくるのだ。

「いっそのこと、彼女と交わることができればなぁ」

生殖に関わる本能には太刀打ちできない。男は淫靡なことばかりをどうしても考えてしまう。心のなかで彼女に詫びながらも、ベッドの上でモヤモヤするしか手立てはなかった。

途端に、周囲の壁が遠ざかり、視界の端々がぼやけ始めた。

「おや、こんなときに金縛り?・・・様子がおかしいぞ」

男の腹の上には、彼女が乗っていた。

彼女は拇趾を引っ掛けるようにして男のパンツを脱がしはじめた。そして、陰茎を上から踏みつけるようにして、足裏の窪みへと包みこむ。女性の足の低体温がジンワリと伝わってくる。

「ああ、これは夢か現か・・・もう、どっちでもいいや」

彼女は拇趾と第二趾のあいだに陰茎をはさむと、そのまま緩やかに擦り上げる。先端に朝顔の蕾をつくると、蕾を器用につまんだまま、天井に向かって伸ばしてゆく。体側にいる片足は、暇をもて余すかのようにして五本の趾をくねらせている。

ツルン!・・・今度は皮が引き下げられた。男の先端に外気があたる。彼女は先端を趾の股に順序よく潜らせてゆく。小さな宝石にはさまれて、卑猥な潤滑油がギュウギュウと絞り出される。痺れるような性感を受けて、男の棒状のものが最高潮まで膨張する。

「綺麗だなぁ・・・すべての爪が光輝いているよ」

彼女は両方の足裏を合わせると、楕円形の窪みに陰茎を挿入する。上下運動が始まると、男の脳に天然の麻薬成分が分泌する。

「まるで、空を飛びまわっているようだ・・・ああ・・・ああ」

目覚めると朝だった。男は下半身をむき出しにしたままで、毛布に包まり眠っていた。起き上がろうとすると、下腹部に違和感を覚える。それは、カサカサと乾いた付着物だった。

「うわぁ、こんな経験は中学生のとき以来だ・・・」

男は付着物を削ぎ落としながらつぶやいた。

その晩、スマートフォンでインターネットを利用していた男は、ある情報に目を奪われた。それは、女性の足首の幽霊があらわれるという・・・ここではない、別の物件の情報だった。

「ああ、心惹かれる情報だなぁ。今の彼女はエジプト型の足だから、次はギリシャ型の足だったらいいなぁ・・・なんて」

その夜、男はいつものように就寝した。いつもならば、彼女に対して"ここにおいで"という念を、無意識的に送っているのだが、今回は何かが違っていた。

「あっ、金縛りだ・・・彼女が来たのかな?」

その刹那、天井から何かが降ってきたかと思うと、瞬時にして目の前が暗闇に包まれた。男が顔面に感じているもの・・・それは、まぎれもなく足裏のアーチだった。

「わあ、おもしろいプレイをしてくるなぁ。君のような美しい足に踏まれて、とても嬉しいよ。けれど、息が・・・息が・・・」

翌朝、その男は生命体としての機能を完全に停止させた状態で固まっていた。両手に女性用の靴を握りしめ、顔面に恍惚の表情を湛えて、股間の棒を屹立させたままの姿であった。

数ヵ月後、インターネットにある幽霊物件の新情報が流れはじめた。

「そのマンションでは、夜な夜な、男女二人組の足首が歩きまわるらしいよ・・・」


(おわり)
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会陰部オナニー愛好家。
ドライ・オーガズム実践者。
女性の足フェチ。

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