アイドルは般若
私が中学3年生の時分、私が使用した消しゴムのカスが隣の女子の机の上まで飛び散るということが起こりました。
普通ならば「ごめん」で済む程度の、他愛のないことですが、このときの彼女は怒り心頭のご様子。般若の形相で私を睨み付けると、「何すんだクソタココラボゲー!」と、宇宙語交じりの罵詈雑言を浴びせてきました。
それから数日後、自宅で夕方のローカル番組を見ていた私は、目を疑う光景に遭遇しました。
「美味しいスイーツのお店を紹介しまーす。今回、紹介してくれるのは、○×学校のアイドル、○子ちゃんでーす」
画面に映っているのは、紛れもなく、あの「般若」でした。キャピキャピと媚びへつらい、愛想笑いを振りまく彼女の姿に、私は取り留めのない不快感と嘔吐感を抱いたのは言うまでもありません。
この件があってから、私はテレビに出演する「アイドル」に一切の興味がなくなりました。
「アイドルは偶像なのだから、虚の世界の人物として、割り切って考えればいい」ということは分かっています。分かっているのだけれど、どうしても、あの「般若」が脳裏に浮かんでしまうのです。
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普通ならば「ごめん」で済む程度の、他愛のないことですが、このときの彼女は怒り心頭のご様子。般若の形相で私を睨み付けると、「何すんだクソタココラボゲー!」と、宇宙語交じりの罵詈雑言を浴びせてきました。
それから数日後、自宅で夕方のローカル番組を見ていた私は、目を疑う光景に遭遇しました。
「美味しいスイーツのお店を紹介しまーす。今回、紹介してくれるのは、○×学校のアイドル、○子ちゃんでーす」
画面に映っているのは、紛れもなく、あの「般若」でした。キャピキャピと媚びへつらい、愛想笑いを振りまく彼女の姿に、私は取り留めのない不快感と嘔吐感を抱いたのは言うまでもありません。
この件があってから、私はテレビに出演する「アイドル」に一切の興味がなくなりました。
「アイドルは偶像なのだから、虚の世界の人物として、割り切って考えればいい」ということは分かっています。分かっているのだけれど、どうしても、あの「般若」が脳裏に浮かんでしまうのです。

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